特集・コラム
歯がズキズキ痛む・歯ぐきが腫れたとき:受診の目安と受診までの注意点
歯や歯ぐきの痛み・腫れで確認したい症状、急いで相談したい状態、受診までの過ごし方を整理します。
目次
1. 歯の痛み・腫れの原因は一つではない 2. 早めに歯科医院へ連絡したい状態 3. 救急相談も検討したい状態 4. 受診までに避けたいこと 5. 電話で伝える内容
歯の痛み・腫れの原因は一つではない
歯の痛みは、むし歯、歯のひび、歯周組織の炎症、親知らず周辺の炎症、噛みしめなど、さまざまな理由で起こります。痛む場所と原因が一致しないこともあり、歯以外が原因の痛みもあります。市販薬や冷温刺激への反応だけで原因を決めず、痛みの強さや腫れの経過を歯科医院に伝えることが重要です。
早めに歯科医院へ連絡したい状態
痛みで眠れない、噛めない、歯ぐきから膿が出る、顔が腫れてきた、歯が欠けた・外れた、痛み止めを使っても日常生活が難しい場合は、当日または早い時期の受診について歯科医院に相談してください。日本歯科医師会も、歯のズキズキ、噛むと痛い、歯ぐきの腫れや出血・膿などを、放置しない症状として案内しています。
救急相談も検討したい状態
腫れが急に広がる、呼吸しにくい、飲み込みにくい、強い発熱やぐったりした状態がある場合は、通常の予約を待たず、地域の救急相談窓口や医療機関へ相談してください。口の中の症状でも、全身状態の確認が必要になることがあります。
受診までに避けたいこと
痛む歯ぐきを強く押す、自己判断で余った抗菌薬を飲む、患部を温め続ける、詰め物の代わりに硬い物を詰めることは避けてください。食事は痛まない側で無理のない範囲にし、服薬は薬の添付文書や薬剤師・医師の指示に従います。受診前の対応は原因を治すものではありません。
電話で伝える内容
電話では、痛み・腫れが始まった時期、悪化の速さ、発熱や飲み込みにくさの有無、外傷かどうか、服用中の薬を伝えます。小児、高齢者、妊娠中、免疫を抑える治療中、糖尿病などの持病がある場合も最初に共有すると、受診先が判断しやすくなります。